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1998年4月、4人の視覚障害者が集まり、この会を立ち上げました。
4人は視覚障害者団体の役員や盲学校教員など、仕事や趣味にパソコンを活用している者たちですが、視覚障害者へのパソコンボランティアの必要性を痛感しておりました。
この当時、DOSとその読み上げソフト(音声装置を利用した)で、視覚障害者も相当パソコンを使えるようになっていましたが、より視覚的操作のWindowsの普及によって、新たなバリアを経験し、その体験の中でパソコンサポートをしてくれるボランティアの必要なことを感じたのです。
この年の6月に、初めての養成講座を開催しましたが、ここに参加された人たちを中心に、パソコンサポートが開始されました。
視覚障害者の自宅に訪問してのサポート、パソコンショップへ同行しての購入のアドバイス、その後のサポートなど、この年のサポートは数十回に上りました。
マウス操作の晴眼者には音声を頼りにキー操作する視覚障害者の環境とはギャップがあり、どうしても自力で克服しなければならない壁は高くなっていましたが、ボランティアのサポートによって、安心してパソコンを購入できたという人もありました。
1980年代では、パソコンはパソコンの好きな人たちのものでした。
しかし今は、テレビやビデオに近い存在になっているのではないでしょうか。
まして、視覚障害者では「目」の代わりとなる機能を持つ「便利な道具」でもあります。
ハードルをなるべく低くして、より多くの視覚障害者が「目の代わり」にパソコンを利用できるよう、パソコンサポートに期待しております。
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